宗祖日蓮大聖人立教開宗七五〇年慶讃結願大法要護法団参報告
去る四月二十一日から二十三日までの二泊三日の日程で、佐賀県宗務所主催の立教開宗七五〇年慶讃結願大法要護法団参が実施され、小寺大誠宗務所長を団長として県内より四〇名の参加を得、身延山久遠寺に於ける慶讃結願大法要に参拝する事が出来、大変意義ある団参となりました。
一日目は、早朝に佐賀空港を立ち東京へ向い、大聖人のご入滅の霊場、池上本門寺に参拝。昼食後大堂に於いて御開帳を受け、その後、一日目の宿である下部温泉のホテル守田へ向いました。
二日目は、結願大法要を祝うかの様に素晴らしい晴天になりました。朝食後にホテルを出発し、祖山久遠寺に向いました。
久遠寺の山門に着くと団扇太鼓と共に「南無妙法蓮華経」のお題目の声が身延の山に響き渡っていました。
まず、御草庵跡と大聖人の御廟所前拝殿で小寺所長導師のもと団員一同で声高らかにお題目をお唱え致しました。その後、大本堂まで登り早めの昼食を頂き、法要に備えました。
世界各国、日本各地から三千五百人以上の僧侶・檀信徒が集まり、大本堂・祖師堂・大本堂前のテントは人に埋め尽くされ身動きも出来ない程でした。十二時半に大本堂に入り、幸いにも最前列に座ることが出来、徐々に緊張感が高まる中、大法要の開式を待ちました。
大本堂に響き渡る大太鼓に合わせお題目を唱える中、大導師の藤井日光管長猊下をはじめ式衆が入堂し、開会宣言にて結願大法要が始まり、読経のあと檀信徒の代表による献香・献華・献灯が行われました。藤井管長猊下は慶讃文で慶讃事業の円成を奉告され、結願という千載一遇の法悦に出会えた事を悦ぶと共に、混迷を極める現代社会で、立正安国・成仏国土顕現達成に精進する事を誓願されました。誓いの言葉では、日蓮宗信徒青年会の池上さんが、法華経のみ教えを異体同心して全世界に伝える事を誓われました。藤井管長猊下の御経頂戴に、参列者は低頭し手を合わせました。その後、祝辞や謝辞があり、閉会宣言をし感動の中に終了しました。
法要終了後久遠寺をあとにし富士五湖の一つ本栖湖を通り、富士駅に向う車中で、団長である小寺所長は団参参加の御礼と「祖山で行われた結願大法要に参列出来た事は感慨無量の悦びであり、祖願達成の為、尚一層のお題目信仰にご精進頂きますよう」と挨拶されました。富士駅に着き、さくらで佐賀へと帰路に着きました。以上二泊三日の大変な日程でしたが、法要に参列した団員一同は大法要に感激し、お題目を広め伝える「誓願」に邁進することを誓いあいました。