活動報告2004年(平成16年)

平成16年11月28日

日蓮宗佐賀県護法武雄大会

護法大会

澄みきった晩秋の青空のもと、平成十六年十一月二十八日、日蓮宗佐賀県宗務所・護法護持会主催により武雄市文化会館に約千五百名の僧侶、檀信徒が集い「日蓮宗佐賀県護法武雄大会」が開催されました。

午前十時から第一部、団扇太鼓に先導された玄題旗・宗旗が入場し、日蓮宗佐賀県檀信徒協議会会長古川秀次氏の開会宣言が行なわれ、寺庭婦人の発声のもと宗歌斉唱がなされ、護法の祈り音楽大法要の開始となりました。

大導師に日蓮宗佐賀県宗務所小寺大誠所長を仰ぎ、副導師として協議員議長加藤智顕上人、協議員副議長石井智俊上人、社教会会長藤尾成能上人、布教師会会長静山是秀上人が勤め、式衆に声明師会会長藤本宣文上人を始め、県内の各上人が出仕し、厳かに執り行なわれました。また、今回は、式中随処にわたり、矢吹紫帆様のシンセサイザーの演奏が加わり、華やかな感動あふれる素晴らしい音楽大法要となりました。

この度の法要では、「伝える」(唱え、持ち、伝えよう)のテーマの下、法要に檀信徒の皆様に参加して頂きました。

まず、供養の儀では世代別に献香・献灯・献華が執り行われ、また、自我偈読経中に、子供たち五十五名が奉持した灯火が会場内を照らし、御宝前に献灯して「妙」の一字を浮かび上がらせました。さらに、子供達を代表して蒲池正浩君、藤本郁子さん両名によって誓いの言葉を御宝前に奉げました。

法要終了後、県内寺庭婦人会・檀信徒による法華和讃の奉納があり、一糸乱れぬ息のあった団扇太鼓の音、和讃の声に会場内の皆様は聞き入っておられました。

続いて、修法師会会長鶴孝澄上人導師の下県内修法師により御宝前修法と大衆法楽加持がなされ、立正平和の祈念と檀信徒の信力増進の祈念が行なわれました。

昼食を挟んで午後一時から第二部清興が行なわれ、本年で結成三十周年を迎える日蓮宗佐賀県青年会雅楽部よる雅楽の演奏を披露しました。

まず、青年会雅楽部部長前田智憲上人より雅楽の説明や楽器の紹介があり、各楽器の音色や式中外の初めての雅楽の演奏に会場内の檀信徒の皆様も改めて雅らかな音色に感銘を受けておられました。

続いて、第一部の護法の祈りの法要にも参加して頂いた矢吹紫帆様のシンセサイザーのコンサートが開かれ、癒しの演奏に会場も一体となり大いに盛り上がりました。

最後に宗務所長のもと青年会行脚隊・寺庭婦人会の団扇太鼓と共に会場も割れんばかりの唱題行、お題目の声が響きわたりました。

私達は次の世代に「伝える」との信念で、尚一層のお題目信仰に精進して行かなくてはなりません。