広島団体参拝
下記の要領で団参が実施されました。
佐賀地区檀信徒研修道場「護法の集い」
今まで二年に一度開催されていた全県的な「護法大会」が四年に一度の開催となり、そのかわり佐賀地区・小城地区・杵藤地区・多久唐津地区の四地区において毎年順番に開催されることとなった。
その第一回目として平成十八年十月二十二日、佐賀市妙玉寺を会場に日蓮宗佐賀県宗務所主催・佐賀地区寺院共催により教師・寺庭婦人・檀信徒約百八十名が参加し佐賀地区檀信徒研修道場「護法の集い」が開催された。
午後一時三十分、陣内元良上人による開会の辞に始まり、日蓮宗佐賀県宗務所小寺大誠所長より「テーマの『立正安国・お題目結縁運動』は檀信徒だけでなく、未信徒や次世代へのお題目信仰のアプローチである」と言われ、今回の佐賀地区檀信徒研修道場開催の意義を説明された。続いて平井照山日蓮宗宗会議長より祝辞が述べられた。
法要に先立って、佐賀地区寺庭婦人による法華和讃の奉納があり、息のあった団扇太鼓の音、和讃の声が堂内に響きわたった。
法要は導師を妙玉寺住職石井智俊上人が勤め、式衆に佐賀地区寺院の各上人が出仕して執り行なわれました。今回のサブテーマ「家庭信行──みんなで拝まんば」の下、教師・寺庭婦人・檀信徒が一体となり、堂内にお経・お題目の大きな声が響きわたる法要となりました。
法要終了後、布教師会長静山是秀上人より日蓮大聖人の「立正安国論」についてのお話があり、続いて松島正英上人は「命の尊厳」をテーマにお話され、最後に国相寺の総代でもある石村萬盛堂社長石村善悟氏による信仰体験のお話があった。
休憩を挟んで仏教への質問(Q&A)では、檀信徒からお寺への質問で「お寺のご住職や奥様を何とお呼びすればいいのですか」などの質問がよせられました。
また、清興では、佐賀ユーモア協会にわか部会による「佐賀にわか」が演じられ、大いに盛り上がった。
最後に、今大会の実行委員長である石井智俊上人が「佐賀地区檀信徒研修道場『護法の集い』は、初めて地区による檀信徒研修道場でしたが宗務所・佐賀地区寺院のご協力を得て無事に終えることが出来ました。檀信徒の皆様には、お題目信仰を家庭の中から広げ、深めて頂きたい」と謝辞を述べられ、古賀俊完上人による閉会の辞で、今大会を結ばれました。
参加者一同は「立正安国」を目指して、尚一層のお題目信仰に精進して行くことを誓い散会致しました。
《九州教区檀信徒研修道場》
九月五〜六日に長崎県川棚・常在寺を主会場に九州教区檀信徒研修道場が開催され、九州各地より百十五名(佐賀県より十五名)が参加した。
はじめに、主催である九州教区長・塩田町学成院住職小寺大誠師より挨拶があり、引き続き講義に入った。講師には、元日蓮宗現代宗教研究所主任 赤堀正明上人を迎え、「今 なぜ 立正安国」と題し、宗門が提唱する『立正安国 お題目結縁運動』の基礎である「立正安国」「お題目」についての講義が行われた。質疑応答の時間がなくなるほどの熱心な講義に心うたれ、参加者の多くは家庭や菩提寺での更なる信心を口にしていた。来年は大分県にて開催予定である。
《寺院総代統一信行会》
七月二日、小城市の本山光勝寺にて佐賀県宗務所主催により「寺院総代統一信行会」が開催され、県内各寺院より教師・総代約百五十名が参加し、講演・唱題行等が行われた。
講師に、福岡県實成寺住職 福岡県布教師会長中村雅輝上人を迎え、『ご本尊』についての講演が行われた。ご遺文『日女御前御返事』をもとに、大曼荼羅列座の佛・菩薩・諸天善神等全て南無妙法蓮華経の光明に照らされ本尊となり、闇の燈の如く導くものである。しかし頂く私達に心から信じる気持ちがなければ、その世界に入ることは出来ない。総代として、寺院運営だけではなく信仰においても各寺のリーダーであるよう日々の信心を勧められ話を結ばれた。
《婦人部統一信行会》
四月二十八日、小城市の本山光勝寺にて佐賀県宗務所主催により婦人部統一信行会が開催された。これには、県内各寺院より教師・寺庭婦人・助成檀信徒約百五十名が参加し、開会行事に引き続き講演・和讃研修が行われた。
午前中の講演には、大分県妙経寺住職建光行上人より、女性の特性を生かした家族や信仰へのアプローチについてのお話があった。ご自身の幼い頃の事に触れられ、次のような逸話を紹介された。学校に友人が、芋を弁当として持ってきたことがあった。その芋が、弁当箱の蓋を開けた途端、床に転がり先頭になって上人が笑ったそうである。普段は優しい担任の先生が、涙をいっぱいにためて叱られた。また家に帰ってからは、同様に母親からも涙ながらに叩かれたそうである。二人の涙こそが、仏性(仏様)である、日常の生活の中で私達は本来、自然と優しさを身につけることが出来るのだが、余りにも現代社会は多忙を極め、心の中の仏性を育む事が出来ない人が多い。日常の中で、個人の幸せではなく全体の幸せ、今の幸せでなく未来の幸せを考え信仰に励んで欲しい。日蓮大聖人「二陣三陣続けよかし」とお示しの通り、お題目修行をお勧めされ講演を結ばれた。